BRITISH CAKE HOUSE 15 周年の会

  お陰様で発足して15年の年月を越え、ささやかな会を催す事ができました。
  皆様に心から感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

 

  20年前にはじめて本格的なアフタヌーンティーを前身の「THE FOUNTAIN」で提供した時、
 その頃まだ英国の食文化は現在とは全く異なり、興味を持つ方はほんの少しでした。

  イギリスの素晴らしい文化を広めたいと強く願い日本で活動すると誓った約30年前の志から時を経て、どうお伝えするべき
 か悩み苦しみ、様々な活動をして、15年前に英国菓子・イギリス菓子を伝えるべきとBRITISH CAKE HOUSEを発起して、
 あっという間に時は過ぎ、今では一般的にも英国菓子も知られ、アフタヌーンティーが認知され、英国菓子教室もたくさん
 出来てきました。

 あの、分かり易い英国文化として伝えていった20年前の「アフタヌーンティー」が、これ程浸透するとは思いもせず。
 あの頃、スコーンもヴィクトリアサンドイッチも、コーヒー&ウオールナッツケーキも、スティッキートフィープディング
 も名前どころか興味さえ持って頂けなかったのに、すっかりと英国のものと認めてもらえる様になりました。
 でも、それだけをお伝えした訳ではなかったのです。

 私は今年一つの夢を叶えることが出来ました。
 私の夢はオーケストラのコンダクター、それは私にとって英国菓子の交響曲の指揮者になることでした。

 素晴らしい演奏者がそれぞれの得意な楽器を持ち寄り、素敵な音を奏でる、それが相まって、ささやかなけれど美しい名曲を
 奏でる。それが15年の会の、英国菓子騎士団の皆様に持ち寄って頂いたお菓子だったのです。
 不思議な事に2日間とも誰も同じお菓子はなく、けれど、素敵で美しい色合いから味わい表現まで、全て異なる、しかし
 それでいて美しいシンフォニーがご参加頂いた皆様にお届けする事が出来たのです。
 打ち合わせも一切していません、奇跡のようなコンサートでした。

 ちなみにコンダクターは何も役に立ってはおりませんが、心と心は繋がったと自分では思っております。

 それに致しましても、皆様が居て頂いてのBRITISH CAKE HOUSE。

 これから先の15年、20年。いつかもっと大きなコンサート会場で、さらに幾層にも重なったお菓子のオーケストラを、
 ぜひまた皆さんと奏でたいと思います。
 ご興味のあります方はどうぞお気軽にあなたの心の楽器を持ち寄っていただき、ご一緒に協奏して頂ければ嬉しいです。

 遥かなる天空の光が降り注ぐ永遠の大地に向かい、称えながらも人が生きる喜びを風にのせて謳いたいと思います。
 本当にどうもありがとうございました。
 そしてまたこれからも、宜しくお願い申し上げます。

 2019年10月 
 小澤桂一



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