神奈川県出身。幼少期から食べる事が好き、大学在学中の欧州での発見・驚き、感動。そして学んだ事をどうしたら日本で
お伝えできるか考え、欧州放浪やレストラン経営学、様々な経験を得て、集約させた発信事業体として「The Fountain」を創業。

1990年初頭に出会ったモダンブリティッシュと、当時のマナーハウスでの経験、イギリス各地でのPUBの経験を踏まえて、
「美味しくないと言われるイギリス料理」と「素晴らしいイギリス料理」の違いを、イギリスで学ぶべきものを融合させた表現・
具現化舞台として1999年に日本初のモダンブリティッシュレストラン「新英国料理 The Fountain」を作り上げ、発表。

その頃はまだ不毛であった日本での本格英国式アフタヌーンティーの提供、英国料理の古きものと新しきものを融合したオリジ
ナル表現として、「イギリスの食」のプロフェッショナルなパイオニアとして、様々な活動を展開する。

活動開始から30年近く、そしてプロ活動から20年以上の歳月が流れ、現在は英国が日本で親しまれる機会が増え、紅茶や教室、
ホテル等でのアフタヌーンティー、それに付随した企画など活発化し嬉しい反面、当初目指した学ぶべきイギリスの素敵さ、
から、かけ離れた、多くに「日本風~」となって感じるところに違和感を覚えないでも無い。
もちろんそれを否定する訳ではなく、また「これが正しい」と古き良き時代の老人の嘆き、という事でもない。
なんか、もっとおおらかで、もっとスケールが大きく、もっと美しく、もっと清らかで襟を正して「見つめ感じ学ぶ」べきだった
大切なものが、枠が小さい、こじんまりとした形式的で私的な満足に留まってしまっている気がしている、と感じている。

誰もに分かり易く知って頂く為に、当初は「英国食文化研究家」や「英国菓子研究家」としてプロフィールを載せた。
それは「何となくこんな分野で活動してる人が世の中に存在するんだ」とイメージを持って頂く為だった。
それから多くの公的機関や信用のおける企業、大きなイベントの実績、TVや新聞社、有名女性誌での掲載なども表記した。
その他雑誌などメディア、たくさんの登場方法をさせて頂き、講演や講義、コンサルティングを含め多くの経験をさせて頂いて
来た。だからもうプロフィールを自分達では表記できなくなった、と感じている。

あえてお伝えさせて頂くとするならば、英国菓子教室の講師、とそんなお話をする講師、で、そんな館の夫婦。だろうか。

初めの頃は英国菓子を身近に感じて頂ける様、「お母さんやおばあちゃんの家庭の味」だとか、ここ4年程前からは商業的な
ホテルのアフタヌーンティーとの違いを分かり易くお伝えする為「邸宅のアフタヌーンティー」というキーワードも使用した
けれど、もう充分な気がしていて。

BRITISH CAKE HOUSE は英国菓子を学ぶ場所ではあるけれど、それは「こと」の始まり。
もちろん技術的に素人とプロとの違いを確認して頂きながら美味しい英国菓子を作って頂きたいです。しかしそれだけでない
もっと大きな枠の心の喜びを、実感して見つけて頂ける為に精一杯みなさまをお迎え出来ればと思っています。

ここにはもう10年以上続けていらして頂く方も居ります。でも新しいお仲間との隔たりはないのです。
ここは堅苦しい場所ではないのです。どなたでもお気軽にこの扉を開けていただけます。
そして長年通って頂いても、特別な勲章や特別なプロフィールを飾って頂ける訳ではありません。
でもご自身にとってのスペシャルなご自身のプロフィールを躊躇なくご自身で飾って頂けるのではと感じています。

つまり私のプロフィールは、ご参加頂いたあなたに付けて頂けたらとても嬉しいです。
できれば美しい言葉を添えていただけることを願ってはいます。(そうあったら嬉しいなと、私の人生の希望として)

2021年10月
小澤桂一













Retern

オーナー アドヴァンスド講師
          小澤桂一

講演・各種お仕事のご相談・ご依頼はこちらから